おはようございます。忖度CPAです。
実は私、この投稿が滞っていた期間に海外出向がスタートしまして、イギリスはロンドンに住み始めました。
今日は簡単ですが、ロンドンの生活で感じていることをご紹介できればと思います。
今後もたまに、ロンドン生活の様子を送っていければと思いますので、是非楽しみにしていただければと思います。
まず本日は、気候変動という大きなテーマについてです。
私が驚いたのは、なんと言ってもイギリス人の地球温暖化に対する意識の高さです。
ちょうどCOP26(https://news.yahoo.co.jp/articles/e503086b9c86678709d76e01df43c4c54b2fa0d3)がグラスゴーで開催されていたことも手伝ってか、家探しの内見を担当してくれたエージェントの女性も電気自動車の重要性を説いてくるなど、世界的に地球温暖化対策に(少なくとも自動車分野)では積極的ではないと評価されている日本の人間としては、少しきまずかったです。(苦笑)
自分たちの子供・孫世代に負の遺産の清算をさせないために、今すぐに行動が必要だと説いているその姿勢は素晴らしいと感じました。一方で、報道にもある通り、途上国は協力したくても自国の経済発展を優先させたいために支援金なくして協力はできないという実情も理解できます。これを両立させるためには、COP26でも1つの大きな論点になっていたとおり、先進国から途上国への支援金が必要不可欠になることは言うまでもないでしょう。
個人的には、地球の問題を話し合うためには、各国の利益を無視しないと本当に有益な議論はできないと思っています。ただこれは、世界統一国家思想のように極端な思考につながってしまうので現実的ではないですが。。。「これまで先進国となって様々なメリットを享受してきた国は、途上国を支援する義務がある」という考え方は、どこか累進課税の考え方「努力をして高収入になった国民は、多く税金を収める義務がある」と似ている気がしてなりません。私は累進課税に対しては若干の不平等を感じつつも、「高収入の国民はさらに稼ぎ、低収入の国民も高収入目指して頑張る(現状に甘んじて怠けない)」という前提が成り立っている限りは、累進課税でも問題ないと考えている派です。これを気候変動問題に当てはめ戻すと、先進国も支援金が苦にならないようより(環境に優しい方法で)経済成長を目指し、途上国も支援金ありきではなく自国の力での発展をまずは前提に考える、という姿勢が重要だと感じます。どんな話でも共通ですが、要するに「オーナーシップ」や「当事者意識」ですね。
あとは、資源国の反対も大きな問題です。資源国は、脱炭素の流れにより、これまで非常に強力だった自国経済の源泉を全面的に否定されることになりかねないため、必死で抵抗しています。これは正直、資源国側の気持ちもわかりますが、やはり地球が滅んでしまっては本末転倒なので、これまでの資源に頼らない経済活動の方法を模索する必要があるのかなと思います。資源を利益の源泉にしていた石油会社などが、再生可能エネルギーに舵をきるのと本質的には変わらない(同じ話として考えるべき)と思います。
まずは気候変動に関する勉強、そして自分の仕事へのレバレッジ、を目標に、イギリス人並の意識の高さを持てるように頑張りたいです。
You have to fight to reach your dream.