こんばんは、忖度CPAです。
今回は前回の以下記事の続きとして、手帳による時間管理のうち、振り返りの方法についてご紹介したいと思います。
皆さんは、日常の自分の時間の使い方について振り返る機会を設けているでしょうか?
仕事、家事、育児、友人付き合いなどと多忙な中で、自分の時間の使い方を振り返る機会を設けられている方は決して多くはないと思います。しかし一方で、振り返る時間がないと、人間は自己を正当化する生き物であるため、自分にはあたかも自由な時間がないかのように錯覚してしまいます。
将来の計画や予定を手帳に書き込む方は多いですが、今回は、事後的に手帳を振り返るメリットをお伝えしたいと思います。
まず、振り返りのメリットは大きく分けて2つあります。
1つ目は自分のパターンを知ることができること。2つ目は改善のモチベーションになることです。
1つ目から詳細をお話します。
人間には、一定のサイクル・パターンがあります。例えば、飲んだらラーメンが食べたくなる、ストレスが溜まると甘いものを食べたくなる、お金の不安があると逆にお金を使ってしまう、などなど、種類は人によって様々ですが、必ず原因と結果が存在します。そして、その因果関係によって多くの時間の使い方が決まってきます。手帳に書き込んだ予定を実行した後には、必ず予定通りに行かなかった時間が存在しており、それは多くの場合が上記のような因果関係によって生じています。つまり、手帳を事後的に振り返ることにより、予定だけでは見えてこない自分のパターンが見えてくるのです。飲み会の予定は手帳に書き込みますが、その後にラーメンに行ったり、二日酔いになって翌日を潰すことを元々手帳に書き込む人はいないですよね。しかし、これが大きな落とし穴であり、手帳に書き込んでいない事象やイベントによって多くの時間やお金を失っていたら、せっかく普段から手帳で時間を有効活用している意味がありません。そのため、定期的に自分の行動を振り返ることで、自分のパターン、特に悪いパターンをあぶり出す事が可能となり、そうなると今度はそれを防止することが可能となるのです。手帳に書かない限り、明示的にそのパターンを認知することは難しいです。頭では認知していても、客観視できない限り改善行動にはつながらないのです。
2つ目は、上記の続きとなりますが、このような悪いパターンを客観的に洗い出すことで、自分がいかに無駄な時間の使い方をしているかが認識できることとなり、改善のモチベーションにつながります。これは非常に重要です。人間は賢いので、本能では皆改善の欲求を持っています。しかし、理性が邪魔をして、自分に対して色々な屁理屈を作ることで、無駄だと分かっている行為を辞めることができないのです。しかし、手帳に事後的に自分の行動を書き足すことで明示的に無駄なパターンを洗い出すと、自然と予防のための行動を考えるようになり、考えたからにはそれを実行するモチベーションが湧いてきます。こうなれば後はいかにそのモチベーションを保つか、という勝負だけです。1回や2回や当然に失敗します。最初から成功する人はいません。大切なのは、失敗したときに自分を責めず、機械的に手帳に書き込んでいくことです。客観視がとても重要です。
以上、手帳による時間管理の後編、振り返りについてでした。
このような振り返りができるようになると、24時間の長さ、1週間の長さ、1ヶ月の長さ、ひいては1年間の長さを実感できるようになります。そして、3ヶ月あれば人は変われるという実感が持てる用になると思います。
You have to fight to reach your dream.