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【勉強】経済金融分析 ー CPI【日進月歩】

みなさん、こんにちは。忖度CPAです。

今日はCPI(消費者物価指数)について勉強していきたいと思います。

FXをやっている方には馴染みのある単語だと思いますが、投資などをやっていない方にとっては「ニュースで聞くことはあるけど実際どういう指標なのか理解できていない」という類の単語ではないでしょうか。

CPIとは、消費者(国民)が購入する製品・サービスの価格の動きを総合的に指数化したものです。

インフレ・デフレや為替など、様々な要因をもとに私たちが日々の生活で購入している製品・サービスの値段は変化しています。

これらの値段の変化(高くなっているか、低くなっている)を数字にして分かりやすくしたもの、と考えるとイメージが掴みやすいかもしれません。

具体的な計算方法は、「(今の価格-前の価格)/ 前の価格*100」で消費者物価指数の比率が求められます。

例えばパンの価格が今は110円、昔は100円だったとしましょう。式に当てはめると「(110-100)/100*100=10%」となるので、CPIの上昇率は10%となります。

日本ではCPIは毎月中旬に公表されています。CPIの上昇(下落)率を求めるには比較の対象とする時点の価格(上記例でのパンが100円だった時点)が必要ですが、これは基準年と呼ばれて5年に一度更新されています。現在の基準年は2020年なので、公表のされ方としては「今月のCPIは基準年の2020年に比べて〇〇%の上昇」となります。

日銀の物価目標として「安定的な2%の物価上昇」というフレーズをニュースで聞くことが黒田総裁時代は特に多かったと思いますが、一般的に2%程度の継続的なCPI上昇率は健全な経済成長と考えられており、2%を大幅に超えるCPI上昇率はインフレと考えられます。一方で、CPIが2%を下回る上昇率又は下落率の場合には経済成長か鈍化、場合によってはデフレと考えられるため、日銀は安定的な2%の物価上昇を目標にしているんですね。

ちなみに2023年5月の日本のCPIは2022年5月に比べて3.2%の上昇と、1年で2%を超える上昇率となっています。この上昇率が一過的なものか、継続的かつ安定的な上昇なのか、日銀や政府は見極めようとしているところです。以下日経さんの記事もご参考まで。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2274H0S3A620C2000000/


他の経済金融分析シリーズは以下をご参照ください。

You have to fight to reach your dream.

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